看護部について

総看護師長ごあいさつ

戸塚病院総看護師長住岡 智子

私たちの看護理念は、「医療生協の組合員・患者様の生命と権利を大切にし、あたたかい心の通う、質の高い看護を提供します」としています。また患者様の疾患だけを見るのではなく生活や暮らしに寄り添います。口で言うのは簡単ですが、「寄り添う」を実践することは実際の現場では難しく悩むこともたくさんあります。けれど、この病院には共に悩み、励ましあい、喜び、育ちあえる仲間がいます。看護師だけではなく他のコメディカルとともに連携をとりながら患者様を支えていきます。入院から外来、訪問診療~診療所、訪問看護と連携しながら、病院にいるときだけではなく在宅でのフォローができ地域にお戻りいただいても安心して暮らすことができるよう、看護をしています。
そのため当院では「スペシャリスト」ではなく「ジェネラリスト」になるための教育研修を組んでいます。
入職6か月では「病態生理のまとめ」で学習の仕方を整理します。1年では「生活史のまとめ」では患者様の人生や生活背景を振り返り、看護にどのようにつなげるのかを学びます。2年目には「症例研究」、3年目には「看護研究」をまとめ4年目には診療所・訪問看護にも研修に行き、患者様の生活の場を学び病棟看護に活かせるようにします。

当院に来られた学生さんたちが「ここの看護師さんは笑顔が素敵です。」「ここの看護師さんたちはお互いによく声を掛け合って患者様に接してますね。」とおっしゃってくれます。
私もそう思います。足を運んでいただければ必ずわかります。
是非、当院の看護体験、インターンシップにいらしてください。

《民医連看護の3つの視点》

  • 患者の立場に立つ
  • 患者の要求から出発する
  • 患者とともにたたかう

《看護部理念》

患者さまの生命と権利を大切にし、
あたたかい、心の通う、質の高い医療・看護を提供します。

《医療福祉宣言》

  • いつも笑顔を忘れず、真心のこもった看護をめざします。
  • 正確で質の高い技術を身につけ、常に確認を怠らず、ゆとりを持って安全な看護を提供します。
  • 一人ひとりの患者さまが人として大切にされる看護をめざします。
  • 患者さまから学ぶ姿勢を忘れずに生活と労働を見据えた看護をめざします。
  • 患者さまの知る権利を大切にします。

医療・看護活動

在宅医療・継続看護
入院患者さまの退院前・退院後家庭訪問を実施し、退院した患者さまが快適に療養できるよう住宅環境、介護状況などを把握したうえで、的確なアドバイスをしていきます。
チームワーク医療
疾患だけをみるのではなく、患者さまの背景をとらえ、その患者さま全体を把握したうえで、医療を実践していきます。他職種のスタッフが意見交換を行い、患者さまに最適な医療・看護を追及しています。年4回行う全職種参加の症例検討会では、必要に応じて地域の医療・福祉・介護の方々に参加していただき、各々の立場で意見交換をしています。
医療生協
戸塚病院は医療生協の病院です。私たちは医療生協の組合員に支えられて医療活動を行ってきました。組合員は出資者、利用者、運営者となり、意見・要求をだし、病院スタッフとともに作りあげるという、みんなの病院をみんなで作るしくみで成り立っています。患者さまの意見を反映させ、患者さまが必要とするときにはいつでも、すぐに役に立てる、そんな病院であり続けたいと考えています。
開かれた医療・看護
安心・安全な医療をめざし、医療安全委員会・院内感染対策委員会・褥瘡対策チーム会議・倫理委員会を設置しています。インシデントレポートの報告の徹底、リスクマネージャーの配置、ミス・ニアミスの分析や業務改善策などを検討し、医療の質の向上に取り組んでいます。
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